(黄色のマークをクリックするとより詳しい注が読めます)
※文中に追記あり 6/8
ここで現実に立ち返り、IT企業の就職事情を考えてみましょう。
まず最初に直近のIT企業の給与事情についてご紹介しておきます。
まずはIT界のTOP4GAFA(グーグル、アマゾン、フェイスブック、アップル)から
・2015年グーグルの役員ら約40人が東京大学の本郷キャンパスを訪ね、人工知能(AI)を研究する大学院生らに提示した条件は年収1800万円で、日本のサラリーマンの平均年収の4倍以上。
・アマゾンジャパンの平均年収は857万円(平均年収の範囲はおよそ796~918万円)最大年収は23億円以上(!)
・米フェイスブック社が2017年に採用するAI研究者の初任給が年30万ドル(約3300万円)を超えた。同じ年に従業員らに支払った報酬の中央値はが2600万円。
・米アップル社 2014年のシニアソフトウェアエンジニアの給与は4万832ドル(約1676万円)(ハードウェアメーカだからか他より低いですね)。
いずれこういった外資系のIT企業に入るには英語とプログラミングの知識が必須になってきます。
プログラミング言語のベースは英語ですので、両方を習得するのは相乗効果が期待できそうですね。
日本企業に目を転じると、2015年の高額初任給ベスト10の中にIT企業6社がランクイン
6社の月収ベースは30万円台ですが、上場企業の平均は20万7450円ですから、1.5倍です。
★6/8 追記〜日本のトップ企業もようやく重い腰を上げ始めました。下記をクリックするとニュースサイトをご覧になれます。
「ソニー デジタル人材の初任給引き上げへ 最大2割増の730万円」
こうしてみると、IT産業はお子様が目指す業界としてはなかなかの有望株、と言えそうです。
もちろん、一般企業でもプログラミング能力が大きな武器になっていくことでしょう。
とはいえ「IT」といえば「あやしいIT社長」「独立起業」「リスク高い」と思われる方も多いと思います。
たしかにちょっと前まではそんな風潮があるにはありました(まだあるかな?)。
でもそれは、萌芽期であればどんな産業でもおんなじ。
今やすっかりエスタブリッシュ扱いの自動車産業やエネルギー産業でも最初のころはベンチャーがしのぎを削っていました。
とうぜん、創業者たちは世間から怪しげな目で見られながら、リスクの高い挑戦を行っていたのです。
例えば、石油産業の巨人ロイヤル・ダッチ・シェルの創業者マーカス・サミュエルは世界放浪のはてに日本にたどり着き、海岸で拾った貝殻を土産物として販売するところから始まりました。
その後、当時やっと照明用に使われ始めた石油に目をつけて巨大企業へ発展させました。
彼は世界で初めてタンカーでスエズ運河を渡りましたが、その実現には数々の困難がありました。
多国籍企業の代表株GE(ゼネラル・エレクトリック)だってそうです。
創業者エジソンは小学校すら通わず独学と実験で知識を身に着け、数々の発明を成し遂げましたが、最初の頃は「ヤマ師」扱いだったそうです。
どうです?スティーブ・ジョブズさんや、孫正義さんなど、最近の有名なIT社長さんたちとどこか重なりませんか?
つまりそういうことなんです。
いま小さなお子様たちが大人になる頃、ITは立派なエスタブリッシュ産業になっていることでしょう。
その頃IT企業は、そこに入れる力さえあれば、学校の就職課がこれまでの一流企業に替わり、一番におすすめするところになっていることかもしれません。
また、今後も独立起業(スタートアップ)する人たちも大勢出ると思います。
10年前あたりは死屍累々だった、ITスタートアップも、いまや赤字のまんまIT界の巨人企業から出資を受けたり、創業者がスカウトを打診される存在です。
この産業ではスタートアップで失敗することはいまや「経験」とみなされ勲章化してきているのです。
お子様の豊かで充実した将来のことを考えるとプログラミングに「触れさせない」「体験させない」「検討しない」という選択肢はありえないと思いませんか?
最後までお読みくださりありがとうございます。
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